セレニア(Cerenia)
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基本情報
・英語名:Cerenia
・内容量:1箱4錠
・主成分:Maropitant
・価格:$23.15-(60mg)
・種類:16mg、24mg、60mg、160mg
・メーカー:Zoetis Belgium S.A.(ベルギー)
セレニアはアメリカの食品医薬品局(FDA)の承認を受けている専用の急性嘔吐の抑制及び予防、乗り物酔いによる嘔吐を予防する薬です。
主成分であるマロピタント(Maropitant)は嘔吐中枢やCTZ(化学受容器引き金帯―嘔吐反応を誘発させる神経路の一つ)に分布するニューロキニン1(NK1)受容体とサブスタンスPの結合を阻害することにより、胃腸疾患、膵炎、腎臓及び肝臓の機能障害、腫瘍、代謝性疾患や化学療法などの幅広い原因の嘔吐に対して嘔吐抑制作用を示します。
セレニアは、錠剤(16r錠・24r錠・60r錠・160r錠)と注射液があります。
薬剤には投与後速やかに吸収され約1時間で効き目が現れます。また非常に有効性が高いので1日1回の投与で効果は24時間続くという持続時間も長いため、制吐作用の効果は優れています。一番多い用途としては乗り物酔いの予防が挙げられます。
その場合、効果の継続時間としては、12時間が目安とされています。また、乗り物の酔い止め薬としてのセレニアの効能は、93%可能であるとの研究データも公表されています。急性嘔吐の予防としては、24時間という持続時間があります。
最大で常用量の5倍投与による試験でも安全性が確認されており、生後16週からの犬(体重2kg以上)に対して投与が可能です。
セレニア(Cerenia)の使用方法
・服用の約1時間前に軽い食事を与えるようにしてください。セレニアの使い方は用途・目的により使用量及び使用期間が変わってきます。
【乗り物酔いによる嘔吐の予防】
・乗り物に乗る1時間前までに投与します。
・体重1kg当たりマロピタントとして8rを1日1回、最大2日間まで投与します。
・体重が1.6-2kg→セレニア16r錠を1錠
・体重が4.1kg-6kg→セレニア24r錠2錠
【急性嘔吐の抑制及び予防】
・体重が6.1-8kg→セレニア16r錠を1錠
・体重が20.1kg-24kg→セレニア24r錠2錠
・予防を目的とする場合は、1時間前までに投与します。
・体重1kg当たりマロピタントとして2mgを1日1回、最大5日間投与します。
セレニア(Cerenia)の副作用・注意事項
【副作用】
・空腹時に服用すると高い確率で嘔吐が起きます。
・生後11週齢未満の子犬に投与すると重篤な骨髄形成不全が起きます。
・過剰投与すると、嘔吐、流涎、下痢が起こります。
【注意事項】
・セレニアをエサに混ぜて与えないようにしてください。錠剤の成分の分解が遅くなってしまうため、効果もその分遅くなります。
・セレニア錠の有効成分であるマロピタントはカルシウムチャネルに親和性があるため、セレニア錠とカルシウムチャネル拮抗剤との併用は控えてください。
・マロピタントは肝臓で代謝されるため、肝疾患のある犬への使用は要注意です。
・心疾患や心疾患を疑われる犬へのセレニア錠の使用は慎重にしてください。
セレニア(Cerenia)の口コミ
1歳半のトイプードルの乗り物酔いがひどく、セレニアをかつて処方して頂いたら、嘔吐しなくなり、随分と効果を感じました。
評価:★★★★★【とても良い】
クリニックと処方された商品と効果はおんなじでドライブする直前のタイミングで飲ませて、軽快な愛犬との旅行が叶いました。次回も入手する予定です。
評価:★★★★☆【良い】
こちらを飲ませて以降、一切吐かなくなりました。我が家の犬にとって、ビックリするぐらい効果があります。その上、飲ませないと短い距離の移動でも吐いてしまっている状態でしたが、この頃では、短距離の時には吐かなくなりました。
評価:★★★★★【とても良い】
セレニア(Cerenia)の種類
16mg・内容量:1箱4錠 |
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24mg・内容量:1箱4錠 |
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60mg・内容量:1箱4錠 |
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160mg・内容量:1箱4錠 |