犬の白内障の危険な症状&原因と対処法
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ワンちゃんの目が白くなってきた?
最近ワンちゃんの目が白くなってきた?なんて思ったことありませんか。
眼の中心部がぼんやり白く濁っていたり、物にぶつかる、視力の低下などの症状がある場合は白内障が疑われます。
白内障は3段階あり、眼の中心にある水晶体が少し白く濁る状態、水晶体が完全に白くなってしまう状態、さらに進行すると、融解が起こり、眼の中に残存物が浮いているように見える状態になります。
その白内障の原因、実は…
加齢によるもの、遺伝によるもの、他の病気から二次的に引き起こされるものなどあります。
中でも他の病気から引き起こされる白内障はただの白内障と思い、見逃してしまう事も多く、命に係わる病気の可能性もあります。二次的に白内障を引き起こす病気には「糖尿病」、「低カルシウム血症」、「ブドウ膜炎」などがあります。
「糖尿病」は細胞内に糖を取り入れる働きをするインスリンの働きが悪くなり、血液中に糖が多くなってしまう病気です。細胞内に糖が取り込めない状態が続くと、全身に障害を引き起こします。
たくさん食べるのにどんどん痩せていき、最悪の場合昏睡状態になります。「低カルシウム血症」は血液中のカルシウムが低下した状態です。低カルシウム血症の状態になると、意識を失ったり、痙攣、硬直、嘔吐などの症状が現れます。
「ブドウ膜炎」は眼のブドウ膜に炎症が起こる病気です。角膜が濁る、瞳孔が縮む、涙の量が増える、目やにが増えるなどの症状が出ます。
治療法は?
白内障の治療として、二次的に白内障が引き起こされた場合は原因となる疾患の治療を行います。水晶体が白く濁るだけでなく、他にも症状が出ている可能性が高いのでワンちゃんの体調を観察し、原因となる疾患を突き止めましょう。
加齢や遺伝的原因で自然に白内障になってしまった場合は進行を遅らせる目薬があります。それと同時に急にトイレの場所を変えない、模様替えはしないなど生活環境をなるべく変えないようにしてあげましょう。
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