犬のフィラリア症の危険な症状&原因と対処法
とても怖いフィラリア症
犬糸状虫と呼ばれるフィラリアとは、犬の肺動脈や心臓に寄生する寄生虫が要因となる病気です。フィラリアが寄生することによって血液の流れに異常をきたし多岐に渡る症状を発症、治療が遅れ、
感染のメカニズムは、フィラリアに感染した犬の血液内には小さなフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が存在します。蚊が血を吸う時に小さなフィラリアの幼虫も一緒に吸い込み、蚊の体内でミクロフィラリアが感染力を増し、その同じ蚊が未感染の犬(猫)の血を吸う際に蚊の体内から未感染の犬の体内に侵入します。
皮膚の下や筋肉の中でフィラリアの幼虫は体内で成長しながら肺動脈・心臓を目指して移動していきます。心臓に行きついてからは5-6年生きると言われています。
発症時に気づき難い事と治療の負担を考慮するとストロングホールド等のフィラリア予防薬で感染を防ぐ事がなにより重要となります。
蚊が媒体となるため、春〜秋にかけての予防がとても大事です。また、蚊の季節を3回超えるとかなりの確率でフィラリアに感染しているという報告もされています。
一夏予防をしなかった場合、30-40%、三夏予防しなかった場合、90-100%の感染率と言われていますし、予防はしていたけれど、最後の1-2ヶ月だけ予防をしなかっただけで感染してしまったという例も報告されています。一般的な蚊は22℃-27℃、4月下旬-11月中旬が主な活動期間ですが、冬でも生きている種がいますので冬でも油断はできません。
赤褐色の尿
黄疸
呼吸困難
乾いた咳が出る
散歩を嫌がる
おなかが膨らむ
水を異常に欲しがる
むくみなどの症状
フィラリアに感染してもすぐは、ほとんど症状が現れないことが多く、
他の病気と思われがちで見過ごしてしまいそうな症状が、フィラリアに感染していたという事も少なくありません。
フィラリア症の治療は、薬で駆除をしますが、まれに手術で心臓からフィラリアを取り出さないといけない場合もあります。いずれにしても、危険や負担が伴いますので、蚊をよせつけないということ、そして予防薬の接種が大切となってきます。
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