犬のうんちが臭い時の危険な症状&原因と対処法




  

犬のうんちが臭い時の危険な症状&原因と対処法

 

 

犬のうんちが臭い理由

 

消化吸収・食事の種類と量

本来、犬は肉食なのでタンパク質の消化は得意ですが、

 

炭水化物の消化は苦手です。

 

そのため、穀類の多い食事を与えると便が臭くなることがあります。市販のドッグフードには、肉の副産物である「ミールミート」や犬にとって消化が難しいトウモロコシなどの穀物、添加物などを含んでいるものがあります。

 

このようなドッグフードを食べると、消化不良やアレルギーを起こしやすく、便の臭いがきつくなります。

 

※肉の副産物とは、肉自体ではなく、動物の臓器や血液、屍、糞などのことです。

 

比較的消化が得意なタンパク質であっても、与えすぎると消化・吸収することができず、腸に残った未消化物の影響で便が臭くなります。食べ過ぎでも同様の現象が起こります。食事やおやつなどを変え、適切な量を与えることで、便の臭いを軽減できます。

 

人間の食事には、脂肪分が多いものや犬にとって消化しにくい物が含まれていることが多く、犬用に調理される手作り食とは異なります。消化の悪い物が便の臭いに影響を及ぼします。

 

 

胃腸の疾患や感染

胃腸に疾患がある場合、食べた物の消化・吸収することができず、未消化物が便に混ざるため、便の臭いがきつくなります。また、悪玉菌が腸内で増殖すると腐敗臭がする便になります。

 

寄生虫やウイルス、細菌などの感染の場合、腸に炎症が起こるため便の臭いがきつくなり、下痢をおこします。寄生虫による下痢は下痢を止める薬では効果がなく、駆除薬で寄生虫を駆除しないと下痢は止まりません。

 

 

犬のうんちが臭い時に考えられる症状

 

食糞の原因になる

未消化物が混ざって臭い便を放置しておくと、その臭いから食べ物と間違えて食べてしまう食糞の原因になります。食糞することで、

 

寄生虫や細菌の感染のリスクも高くなります。

 

また、糞を食べる行為は見ていて気持ちの良いものではありません。飼い主と犬との関係が崩れる原因にもなりかねません。

 

腸内環境の悪化が招く病気

腸内環境の悪化で便の臭いがきつくなっている場合、放置していると腸内の悪玉菌が増殖し、腸内に毒素が溜まってしまいます。体に溜まった毒素は、免疫力を低下させることから、アレルギー症状を起こす、

 

心臓病などの大きな病気につながる恐れがあります。

 

便臭いに止まらず、口臭や体臭にまで影響することもあります。

 

 

犬のうんちが臭い時の解決方法

 

食事とサプリメント

便の臭いの原因が、ドッグフードやおやつなどの食事の場合、穀物不使用のドッグフードやおやつに変えることで改善できます。本来、犬は穀物類の消化が苦手なので、穀物不使用の消化吸収の良いものを選ぶことがポイントです。

 

ドライタイプのドッグフードの場合、水やぬるま湯でふやかしたフードを与えると、消化吸収が良くなります。

 

乳酸菌や酵素、オリゴ糖などが配合されたあるドッグフードやサプリメントで、便の臭いの原因の一つである悪玉菌を減らし、腸内環境を整えることで便の臭いが改善できます。

 

※胃腸に疾患がある場合は、獣医師に相談して下さい。


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