トイプードルに多い涙やけの原因・ケア方法と予防法
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トイプードルの涙やけの理由
犬種（短頭）による特徴
トイプードルをはじめ、チワワやポメラニアンなどの短頭の犬の場合、目から鼻に抜ける涙管が短く、曲がっているため、涙が鼻に抜けずに表目にでてきやすくなります。そのため、
流涙症などの疾患と加齢
涙が過剰に分泌する症状で、トイプードルやチワワ、ポメラニアン、パグ、テリアなどの目が大きく短頭の小型犬に多くみられます。目が大きく出ていることから、目にゴミや花粉などが入りやすいことが原因の一つです。
他の原因としては、眼瞼内反症や逆さまつげ、涙腺や涙管などの疾患、花粉や食物などのアレルギー、涙腺の詰り、排泄環境の問題などがあげられます。年齢とともに涙管が詰まりやすくなることから、加齢が原因となっている場合もあります。
体質、涙の性質
涙やけは、涙の成分に含まれる脂質の影響で、目の周りの被毛が変色することで起こります。そのため、涙の性質によっても被毛の変色の度合いが変わります。
※涙には、水やミネラル以外に脂質も含まれています。脂質やたんぱく質の摂りすぎで粘度のある涙になり、涙管をつまらせることになります。食事やおやつに脂質やたんぱく質が多く含まれているか確認して与えて下さい。
トイプードルの涙やけの症状
涙腺や涙管などの疾患
外医薬での治療で治る場合もありますが、重度の症状の場合、手術が必要となることがあります。獣医師の診断を受けて下さい。
涙やけが原因の病気
涙やけを放置していると、不快感から目の周りを掻いてしまい、それが原因で結膜炎などの目の炎症や感染症などの病気を引き起こすことがあります。汚れて固まった被毛が、眼球を傷つけることもあります。
トイプードルの涙やけの解決方法
被毛や異物混入を防止
被毛が目にかかると、その被毛についているゴミが目に入る可能性が高くなります。目の周りの被毛をカットする、ゴムで留めるなど、被毛が目にかからないようにして下さい。目に付着した被毛や異物は、手で取ると眼球を傷つける恐れがあります。
精製水で洗う、目薬をさすなど、
涙やけ用ローションでケア
涙を放置しておくと涙の脂質成分が酸化することで被毛を変色させます（涙やけ）。涙やけ用ローションで日常的にケアして下さい。涙が酸化する前に拭き取ることで、変色を防ぐことができます。
ガーゼやコットンなどに涙やけ用ローションを含ませ、涙やけ部分に浸透させ、優しく拭き取ります。最後に乾いたガーゼやコットンで残った水分を拭き取って下さい。
※アルコールの入った拭き取りシートなどは目に刺激が強すぎるので、使用しないでください。余計に涙の分泌量を増やし、悪化させてしまうことがあります。
マッサージで詰りを改善
涙やけの原因となっている鼻涙管の詰りをマッサージで改善することができます。優しく鼻の付け根をマッサージしてあげて下さい。
食事・サプリメントで改善
涙の性質が原因で涙やけが起こっている場合、食事やサプリメントで涙の性質が変わり、涙やけを改善することができます。
アレルギー用の食事やサプリメントが合う犬もいれば、そうでない犬もいます。
※治療中の疾患がある場合のサプリメントの投与については、事前に獣医師に相談して下さい。
涙腺、涙管の治療
外医薬での治療で涙腺や涙管の疾患を治療することで、涙やけの原因となる涙の過剰分泌をとめることができます。獣医師の診断を受けて下さい。
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