もし愛犬が急に体調不良になってしまったら…
犬に何か異変が起きた時、言葉を離さないため、飼い主は困惑しています。ここでは動物病院にかかる前にできること、対処について、代表的な体調不良について挙げてみます。
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Q1.愛犬が急に食べなくなりました。どうしたらいいでしょうか?
A1.運動量が減った、おやつを与えすぎていた、ドッグフードを変えた…などの場合、その原因を取り除きながら、様子をみます。それ以外の場合、ドッグフードに犬の好きなミルクやチーズやささみなどをフレーバーのように載せてみたり、水で少し柔らかくしてみたり試しながら、改善されない場合は早めに受診してください。
Q2.愛犬が食べたものを吐いてしまいます。どうしたらいいでしょうか?
A2.ドッグフードの量をへらして柔らかくし、胃への負担を軽くして様子をみてあげてください。繰り返し吐く時は病気や誤飲の可能性もあるので受診しましょう。その際、食後何分くらいたってから吐いたか、血は混じってないか、どんなにおいか、などを正確に伝えましょう。
Q3.下痢便になってしまいました。対処法は?
A3.下痢になると脱水気味になりますので、無理に食べさせるより水分を意識的に与えましょう。下痢は、ストレス、誤飲、寄生虫、など原因はさまざま、もっと怖い病気の前ぶれのこともあります。2日以上続くようなら病院で受診してください。その際は、回数、色、食べたものなどを伝えます。水便でないなら持参するとよいでしょう。
Q4.犬がおしりを床にこすりつけるのは、どこか悪いのでしょうか?
A4.肛門腺が溜まっていることが考えられますので、まずは肛門腺を確認して絞ってみましょう。溜まったまま放っておくと細菌が増えたり、肛門嚢炎になったり、肛門嚢が破裂することもあるので、必ず処置が必要です。
Q5.犬が顔を傾けて歩くようになったのですが、なぜでしょうか?
A5.中耳炎や外耳炎になると顔を傾けながら歩くことがあります。ただし、眼球が揺れたり嘔吐したり、他の症状もある場合や老犬の場合は、違う疾患の場合もありますので必ず受診が必要です。
Q6.突然歩き方がおかしくなりました。どうしてでしょうか?
A6.捻挫程度の場合、安静にしていれば自然に治っていることもあります。膝蓋骨脱臼や、痛みを伴う場合は椎間板ヘルニアの可能性もあるので、重症化しないうちに受診しましょう。
Q7.脱毛がみられます。病気でしょうか?
A7.ノミ・ダニやアレルギー皮膚炎などをおこしている可能性がありますので、決してこすらず清潔に保ちながら、処方された飲み薬や塗り薬で対処します。クッシング症候群や老犬の甲状腺ホルモンの低下でも脱毛は見られますので必ず受診は必要です。
Q8.血尿がでたのは何かのサインでしょうか?
A8.腎機能、肝機能に異常がでているのかもしれません。結石などの場合も血尿がでますので、早めの受診が必要です。排尿後のペットシーツや、割り箸に脱脂綿をはさんで採尿したものを持参するといいでしょう。