副作用の原因と対策を考えよう!
目次 [表示・非表示]
副作用を起こさないために
どんな薬にも副作用はありますが、必ず主作用があるわけです。必ず副作用が出現するわけではありませんから、薬を上手に使えたら、と誰もが望んでいることです。
主作用以外のものが副作用ですが、必ずしも副作用が悪いものというわけでもありません。また、副作用を利用した治療もおこなわれていることもあります。
なぜ副作用はおきるのか
主な原因は、薬の含有成分が持っている性質によるものが大きく影響しています。ですが、薬を投与した犬の多くに副作用が見られるわけではなく、ごく一部の犬にかぎられています。
多くの薬はひとつの作用だけではなくいくつかの作用を合わせもつことが、治療効果とは異なる副作用を生み出しているという考えもあります。
その薬をどう使ったかという薬の使い方によるもの
薬を使う犬の体質そのものに関係するもの
薬を使った時のその犬の体調の影響によるもの
免疫や代謝物による過敏症で起きる場合
薬の飲み合わせ
副作用のリスクを減らすには
必ず現れる副作用でないならば、できるものなら副作用の出現を避けたいものです。副作用がおきないよう、飼い主が留意することもあります。
早く治したいからもう1錠増やしてみる、3日でやめるべき薬を1週間飲んでみる、などの自己判断は副作用を招くことになります。
薬の使用量や、使用回数などは色々と研究されて決められているので獣医の指示通りに投薬することが副作用を起こさないために必要となってきます。また飼い犬の病歴やアレルギー、飲んでいる薬、その日の体調などは飼い主だけがわかることです。
例えば、健康な犬であってもワクチン接種を行います。このワクチンも時として副作用やアレルギー反応が出てしまうことがあります。ウィルスを薄めたものを注射するのですが、薄めてもウィルスを体内に入れるので副作用を起こすことがあるのです。
ワクチンの注射には、病原体、防腐剤、免疫賦活剤が腹案れています。免疫賦活剤の中には、アルミニウムやホルムアルデヒドなどが含まれているので、体質に合わない犬もおり、アレルギー反応を起こしてしまいます。
ワクチン接種において、まず、「抗体検査」を行い、その検査結果によって必要なワクチンだけを接種するという方法もあります。そうすることによって、ワクチンの種類を減らすことができ、副作用の確率が減ります。
また、地域で流行している病気に対するワクチンを接種すれば、これでワクチンに対する副作用は更に減ります。