犬の外用薬の使い方・種類・効果効能
外用薬こそ指示通りに使おう
塗り薬
点眼薬
点耳薬
消毒薬
座薬
飲み薬や注射薬以外のものを外用薬といいます。軟膏、目薬、耳薬と内服薬に比べて気軽に使えそうなものにかんがえがちですが、必ずしもそうではないので、気を付けなければいけません。
外用薬の中には即効性を重視するものも多く、ステロイド系のものがあります。ステロイドとはホルモンの一種ですが、薬として処方されるのは体内のステロイドホルモンの構造をまねてか化学的に合成されたものです。
ステロイドの多くは体内の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用を持ち、主にアレルギー性皮膚炎の治療に用いられ、
正しく使わないと副作用も多く出てしまうお薬です。痒がるからと、安易に使用していると悪化させることにもなりかねません。副作用もありますので長期の使用に関しては注意が必要です。
しかし、ステロイド外用薬の薬効を味方につければ、短期間で炎症を抑える効果が期待できます。
また、外用薬は刺激が強いものもあります。犬に不快感があるため、傷口を舐めたり引っ掻いたりします。薬は体外ではよくても体内に入ると害をなすこともあります。ですので、犬が舐めてしまわないように工夫をする必要があります。
犬が自分で舐めてしまったり、引っ掻いたり、噛んだりすることで皮膚に損傷を受けることもあります。そのことで症状が悪化したり、さらには別の病気が出てしまうこともあります。
エリザベスカラーがあるので活用すると良いでしょう。ただ、エリザベスカラーをつけることで傷や病気の悪化を防いだり、治療が順調に行ったりするのですが、逆に神経質になったり、ストレスになる犬もいるようです。
最近では、多種多様なものが販売されているので、
アレルギー性皮膚炎の他によくかかるものとして外耳炎があります。首が痒いから掻いていると思っていたけれど実は外耳炎で耳が痒かったという事があります。どうしても耳まで足が届かず首あたりを掻いてしまいます。その外耳炎で処方されるの薬の一つとして点耳薬があります。液状のものや軟膏、ジェル状のものがあります。原因や症状によって治療薬は変わってきますが、用法を守ることが重要です。